東京・渋谷CROSS TOWREのテラスにある、尾崎豊のモニュメント。
このモニュメントには、故人をしのんで書き殴られた、多くのファンの熱いメッセージでいっぱいです。
なぜ、この場所にそれがあるのか?
それは彼が高校時代、学校の帰り道によくそのテラスに立ち寄っては夕焼けを眺めていたからだそうです。
1983年12月、「15の夜」とアルバム『十七歳の地図』でデビュー。
真実の愛と夢、生きることの意味や学校や社会に対する不条理に対する心の叫びで綴った独自の世界感が、
当時の若者を中心に多くの人から共感を呼びカリスマ的な存在となっていた。
私は尾崎世代のど真ん中ではありませんが、当時の同級生とカラオケに行くと、我先にと皆が歌っていた姿を思い出します。
おそらくこれは、兄がいた同級生から派生した現象だったんだと思います。
別に神格化したりはしていませんが、この人の声には力強さと儚さ、歌詞には素直さと反抗的な心の叫びがあり、
その二面性が絶妙にバランスを保って成立していると思っていますし、私自身もそこに好感を持っています。
自分自身の想いを赤裸々に吐き出し、ちょっとでもバランスを崩すと脆く壊れてしまいそうな。
中々、ここまで自分の内面を裸にできる人はいないでしょうね。
混じりっけなくピュアな自分を表現すること、自分らしく生きるということ。
不条理なことばかりの世の中ですが、楽しく健康で精一杯生きて行かなければと思い返した夜でした。
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