ベスト8。これが2015年アジアカップの日本の結果です。優勝したのは開催国のオーストラリア!
韓国との決勝戦は、今大会でもっともインテンシティーが高い好ゲームだったと聞いています(私は試合を見れていない、、、残念)。
さて、2連覇を果たせなかった日本。予選は3戦全勝だったが決勝トーナメントではUAEにPK戦で敗退。
日本対UAEのスタッツはというと、、、
・シュート数:日本35本/UAE3本
・枠内:日本8本/UAE2本
・ポゼッション:日本68.1% – UAE31.9%
・Duels:日本54.5% – UAE45.5%
※Duelsとはフィフティ・フィフティの状況にあるボールをどちらが奪ったかを示すデータです。
・空中戦:日本68.4% – UAE31.6%
・CK:日本18本 – UAE0本
・パス数:日本799本 – UAE396本
・パス成功率:日本90.1% – UAE70.7%
・クロス数:日本54本 – UAE4本
結果PK戦で敗戦。
こんなに攻めまくっていたのに悔しいですね、残念です。
でもこれがサッカーなんでしょうね。
以上は試合のデータと結果。
何が駄目だったのか?監督の采配か?選手の個の力か?フィジカルコンディションか?選手同士の連携か?
考察をし出すと色々原因はありそうですが、ちょっとだけ個人的に思ったことを。
着目したいのは4点。
シュート本数35本、枠内シュート本数8本、パス数799本、クロス数54本です。
これだけ攻め込みながら、なぜ一点どまりだったのか?
それはおそらく、バイタルエリアで時間をかけ過ぎているのが原因ではないかと思います。日本はアジア圏だけで考えれば、ボールを運ぶのは文句無しにトップレベルで上手い。しかし、そこからシュートまでの時間をかけすぎていると思うわけです。データでも分かる通り、シュートもパスもクロスもUAEに比べると倍以上の手数になります。ではなぜ、その数値を打ち出していて得点に結びついていないかと言うと、それはバイタルエリアでのもたつきではないかと。結果、パスの数が増える。クロスを上げても相手の守備体制が整っているから弾き返される。相手ゴール前でプレッシャーも強くなるからシュートの精度が落ちる、、、ということではないかと。もちろん4試合ほとんどスタメンは変わっていないので、疲れや集中力の欠乏も影響はあったとは思います。
手数を少なく、いかに決定率を上げるのか?
決定力不足は日本の永遠のテーマと言われ続けていますが、その人物の登場を待っていてもしょうがない。今いるメンバーで組織や戦術面も含めてもう一度、テコ入れが必要ですね。選手選考も含めて。先発慣れした既存のメンバーに、もっと危機意識を持たせること。国の代表としての責務やプライド。メンタル面も含めて鍛え直し、心身共に成熟した日本代表の強い姿を心待ちにしています!!期待を込めて。
コメントを残す